1日も早く平穏な日々が戻りますように

正月早々の地震発生と同時に、TVで「津波が来ます!すぐに逃げてください!早く!早く!」と叫んでいる。

海に近い我が家は、息子の車で着の身着のまま避難所の学校へ・・・。ところが玄関には大勢の行列。昨年末に転倒して肋骨にヒビが入ってしまった私は、胸の激痛と寒さに耐えかね、息子に懇願して自宅へ一人で引き返すことにしました。一人は怖くて怖くて・・・それはもう寂しかったです。

TVから流れてくる「落ちそうなものはすぐ下におろして!」という呼びかけにハッと我に返り、胸の痛みも忘れて胡蝶蘭・シクラメンの鉢・絵画・写真立てなどを次々と床に降ろす。更にいつでも避難できるように、17回忌を控えている亡夫の遺影と数珠・カイロ・マスク・ビニール袋・下着などをカバンの中に次々と詰め込み、テーブルの下にじっと身を隠して時が過ぎるのを待つのみ・・・。

しばらくして落ち着きを取り戻した頃、家族がみんなが自宅へ戻ってきてホッと一安心。本当に生きた心地がしませんでした。

TVでは予想を遥かに超えた震源地の悲惨な様子が映し出され、追い打ちをかけるように火災も発生している様子。なんともいたたまれない気持ちになりました。そして、私のケガは被災地の皆さんに比べたらたいしたことはない・・・と自分に言い聞かせました。

2回目のレントゲン検査では「肋骨骨折」の診断を受け、私の年齢だと完治するまで数ヶ月〜数年かかると言われてしまいました(涙)。地震の際に、片手で重たいものを持ったり降ろしたり動き回ってしまった結果なんだろうと自分自身で納得。これぞまさに火事場の馬鹿力というものなのでしょう。

ベッドの中で「地震災害の皆さんのために何が出来るのか?」と考えました。

・・・そうだ!新生ワンコインサロンの月曜クラスで頂いた参加費全額を義援金として寄付しよう!

そんな風に思い立ったら、俄然やる気と元気が湧いてきて胸の痛みも和らいできました。これこそ日本赤十字社より頂いた楯の恩返しになると思い、2月からまた頑張ろう!という決意もできました。

毛糸玉ちゃんに「生徒さんや講師も私の気持ちに賛同してくれたよ!」と報告したら、「そうだよそうだよ!被災者の皆さんのために尽くしなさい!」と喜んでくれました。

被災者の皆様、寒い中大変のことと思います。1日も早く元の生活と笑顔と元気が戻りますよう、できる限りの支援と応援をいたします。

Yさんの編み物作品集

ワンコインサロンで編んだお母さんの作品を、お嬢さんが1冊の本に仕立ててくれたそうです。素晴らしい出来なので、こちらのコーナーでご紹介していきます。

オニくんたち